チキンウィングはインパクトの瞬間には左ひじが体から大きく離れしまうスイングのことです。
ゴルフはインパクトの瞬間は、最初に構えたポジションに近くなるのが通常です。打つ瞬間と構えた姿勢が異なると、スイングが大きくぶれる可能性があります。
チキンウィングとは？
インパクトの瞬間に、左ひじが大きく体から離れてしまう姿勢を指します。
ちょうどにわとりが翼をぱたつかせている姿勢に似ていることもあってチキンウィングと称されているようです。
練習場でも必ずといっていいほどチキンウィングの人を見かけます。
本人はきれいなフォームで会心のスイングをしているイメージ...だと思いますが、はたから見ていると不格好です。
スイングフォームをイメージしていても、体がその通りは動かないのでなかなか治りません。
理屈から考えると、チキンスイングは直したほうがいいでしょう。
ゴルフは最初に構えたポジションのところで、大体ボールが当たる距離感をとります。
しかしチキンウィングの場合、ボールが当たる瞬間に無理にクラブヘッドの位置を調整しようとして肘をあげてしまいます。
ショットのときにスイングがぶれやすいですし、力がしっかりボールに伝わらない可能性が高いです。
チキンかどうか手っ取りはやく確認するには、自分のスイングをカメラで撮影して見直します。
その際は、正面または真後ろから撮影したほうがわかりやすいです。
最近は秋葉原のヨドバシ上にあるゴルフ練習場のように、自分のプレイをそのままリプレイで動画再生してくれるところもあります。
チキンウィングを治すには？
矯正のドリル
シンプルで効果的なドリル
もっともお金もかからずに手ごろで対策できる簡単な方法は、左脇に何かものを挟んでスイングする方法です。
はさむのはタオルとかでOK。
ショットが当たる瞬間に脇が締まってないとタオルが落ちてしまいますので、そうならないようにスイングしましょう。
やってみると最初は窮屈に感じるかもしれません。
しかしあまり腕ばかりでクラブを動かすのではなく、体全体でスイングするようにすると徐々に慣れてくると思います。
その他のドリル
肩の回転しすぎによってチキンウィングになる場合があります。
そこで肩をまわしすぎず、腰の回転を主体にすることで治るかもしれません。
以下動画の4分から説明や改善法が紹介されています。
杉山さんの動画では、肩や下半身が回転しないことや、遠心力をうまく使っていないことで肘が上がるケースを紹介しています。
矯正器具を使う
チキンウィング練習用器具を併用するのも手です。
矯正ブレース
肘をまっすぐポージングするための肘あてなんてのも販売されています。
使ってみたところ、これ自体で肘があがるのが治る...とは思いません。
しかし折れたときにパチン！と音がしてくれるので、スイング中にチキンになったかどうかがすぐわかるというメリットはあります。
使用感については以下参照ください。
矯正ベルト
また両腕をつなぐベルトもチキンウィング対策にはいいと思います。
価格も高くありませんし、両腕を固定する感覚がつかめると思います。
